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2026.05.13

Shopify App Pricing が従量課金・定期課金・併用モデルに対応——App Events API で使用量ベースの請求が可能に

記事のサマリー(TL;DR)

  • 「Managed Pricing」が「Shopify App Pricing」に改称し、Partner Dashboard でのアプリ申請時に設定する請求のデフォルト基盤となった
  • App Events API が全アプリに提供開始。アプリからイベントを送信しメーターを定義するだけで、Shopify が集計・計算・請求を一括処理する
  • 既存の Billing API は引き続き動作するがレガシー扱いとなり、移行ツールは近日公開予定

Shopify アプリ開発者・パートナー企業が今すぐ確認すべき対応ポイント

Shopify App Store にアプリを公開・販売している国内のパートナー企業や ISV(独立系ソフトウェアベンダー)にとって、今回の変更は請求設計の見直しを迫るものです。

まず、新規アプリは Shopify App Pricing がデフォルトとなるため、Billing API を前提にした実装を新たに行う必要はありません。一方、既存アプリで Managed Pricing または Billing API を利用中のものは現行の課金が継続されますが、移行ツールの公開後はできるだけ早期に Shopify App Pricing へ移行することが推奨されます。

App Events API の導入により、月額固定費だけでなく「注文件数」「API コール数」「処理トランザクション数」などをメーターとして定義した従量課金が実装できるようになります。fixed(固定)・graduated(段階)・volume(ボリューム)の3種類の料金体系と、ネガティブレポートによる自動返金補正もサポートされています。国内の Shopify Plus 向けアプリや B2B 向け拡張機能を開発・販売している事業者にとって、より柔軟なマネタイズ設計が可能になります。

詳細

Managed Pricing から Shopify App Pricing へ

Shopify App Pricing は、従来の Managed Pricing に代わる Shopify 公式の請求ソリューションです。Partner Dashboard でのアプリ申請時に設定します。Managed Pricing を利用していたアプリは、管理画面上で「Shopify App Pricing」と表示されるよう自動的に更新されています。

App Events API による使用量ベースの課金(Usage-Based Billing)

App Events API を使うことで、マーチャントの実際の利用量に応じた課金が実装できます。仕組みは以下の通りです。

  1. アプリからイベントを送信する
  2. Partner Dashboard でメーターを定義する
  3. Shopify が集計・計算・請求を処理する

対応する料金体系は3種類です。

  • Fixed(固定):一定額の定額課金
  • Graduated(段階):使用量の段階に応じて単価が変わる累進型
  • Volume(ボリューム):その月の合計使用量に応じて単価が変わる一括型

また、**ネガティブレポート(Negative Reporting)**に対応しており、過剰請求が発生した場合の自動補正クレジット処理が可能です。

請求データの精度を高める新 API

Active Subscription API
アンインストール後も保持されるリアルタイムのサブスクリプションステータス(active・pending・cancelled・frozen)を取得できます。

Historical API
インストール・アンインストール・サブスクリプション変更・課金・クレジット・使用量の完全なイベントログを参照できます。

管理画面での請求の可視化

マーチャントは Shopify 管理画面のアプリ設定ページに表示される「請求カード」で、現在のプラン・サブスクリプションステータス・使用量課金・今後の価格変更(ダウングレード含む)を確認できます。この情報は Active Subscription API が返すデータと同一です。

Billing API のレガシー化

Billing API は引き続き動作しますが、**レガシー(legacy)**として位置づけられました。今後新規開発するすべてのアプリは Shopify App Pricing を使用することが推奨されます。

現状と移行方針のまとめ

対象アプリ 現状 推奨アクション
アクティブな課金がない新規アプリ Shopify App Pricing がデフォルト アプリ申請時に Partner Dashboard で設定
Managed Pricing または Billing API を利用中の既存アプリ 現行課金は継続 移行ツール公開後に Shopify App Pricing へ移行

App Events API は現在すべてのアプリで利用可能です。