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2026.05.13

SmartHR が RubyKaigi 2026 事前勉強会を開催——ZJIT・YJIT 解説から函館観光ガイドまで

記事のサマリー(TL;DR)

  • SmartHR が2026年4月10日に RubyKaigi 2026 事前勉強会を六本木 SmartHR Space で開催(2024・2025 年に続き3年連続)
  • ZJIT が解決しようとする課題や Ruby 4.0 の新機能「Ruby::Box」など、RubyKaigi を聴講する上での技術的な予備知識を共有
  • RubyKaigi チーフオーガナイザー・松田明氏が函館アリーナ/市民会館2会場での過去最大規模開催の経緯を登壇で語った

Ruby / Rails を実務利用する国内エンジニア組織が注目すべき点

SmartHR は HR SaaS として国内最大規模の Rails アプリを運用しており(2025年8月時点で Ruby 3.4 + YJIT へのアップデートを完了済み)、今回の勉強会はその知見を社外にも還元する場として機能しています。YJIT と ZJIT の設計差異——「過去問対策型(YJIT)」vs「教科書精読型(ZJIT)」——は、実際にアップグレードを検討している Rails プロダクト開発チームが性能特性を判断する上で参考になる視点です。また、社内での RubyKaigi 参加予算の策定プロセスを共有した LT は、エンジニア採用・育成に予算を割く立場の情シス・経営層にとっても、技術カンファレンス投資の根拠づくりに応用できる内容です。kintone や Salesforce など SaaS 上に独自 UI を重ねる構成においても、Ruby/Rails を選定するケースは多く、エコシステムの動向を把握しておく意義があります。

詳細

開催概要

2026年4月10日、SmartHR 主催の「ルールルルルルRubyKaigi 2026事前勉強会 —— 初参加でもなまら歓迎!」が六本木の SmartHR Space で開催されました。司会・進行は SmartHR の 16bit_idol 氏が担当。RubyKaigi 2026 の開催地である北海道函館市にちなみ、「北の国から」のテーマ曲をもじった「ルールルルルルRubyKaigi」を全体テーマとして各企画が設計されました。


発表①「ルールルルルルRubyの中身の予備知識 ── RubyKaigiの前に予習しなイカ?」

登壇者:SmartHR・ydah 氏

Ruby が実行されるまでの処理フローを整理した上で、JIT 実装の変遷(MJIT → YJIT → RJIT → ZJIT)を解説。特に ZJIT(Zig で記述された新しい JIT)がどのような技術的課題を解決しようとしているかが中心テーマでした。Ruby 4.0 の新機能「Ruby::Box」や、JRuby をはじめとする複数の Ruby 実装についても紹介されました。


発表②「Into the Arena」

登壇者:RubyKaigi チーフオーガナイザー・松田明 氏

RubyKaigi 2026 は函館アリーナと函館市民会館の2会場を使用する過去最大規模の開催。このタイトル「Into the Arena」は会場(アリーナ)と Puma 8.0.0 のコードネームを兼ねた命名です。会場選定の経緯やオーガナイザーとしての思いを、チーフオーガナイザー本人から直接聞ける貴重なセッションでした。


LT①「ルールルルルル私的函館観光ガイド ── 函館の街はイクラでも楽しめる!」

登壇者:SmartHR・nomuson 氏

函館在住経験をもとに観光名所や飲食店を紹介。函館のミスタードーナツの価格が他地域より安かった(現在は価格高騰で変化あり)など、現地ならではの情報が共有されました。


LT②「YJITとZJITにはイカなる違いがあるのか?」

登壇者:yamanao 氏

YJIT と ZJIT の設計上の違いを「テスト勉強のたとえ」で説明。YJIT を「過去問を入手して対策する方式」、ZJIT を「試験範囲の教科書を通読する方式」と表現し、2つのアーキテクチャの方針の違いを直感的に伝える内容でした。


LT③「RubyKaigi参加ルールルルルル策定ガイド ── どんぶり勘定をサケよう!」

登壇者:SmartHR・sako 氏

社内で RubyKaigi 参加予算を管理する立場から、交通費・宿泊費などの概算費用の算出方法と、参加基準の設計プロセスを紹介。組織としてカンファレンス参加を制度化する際の実務的な参考情報が共有されました。


LT④「RubyKaigiを楽しく休む方法」

登壇者:三谷昌平 氏

RubyKaigi 会期中に開催される Drinkup・ワークショップ・ランニング・ゴルフなどのサイドイベントを活用して会期をリフレッシュに使う方法を紹介しました。


懇親会・クロージング

発表後の懇親会では、近日開催予定の「関ケ原Ruby会議01」「関西Ruby会議09」が紹介されました。締めは RubyKaigi 2026 ローカルオーガナイザーのいかるが氏が担当し、6月開催の「東京Ruby会議13」の告知も行われました。

なお、事後勉強会「ルールルルルルRubyKaigi 2026事後勉強会 ── したっけ、東京で!」は 2026年5月22日 に開催予定です。