記事のサマリー(TL;DR)
- Googleは、よく使う指示を一度保存して繰り返し実行できる「skills」機能を、Gemini chatに全世界で展開を開始しました。Google Workspaceのビジネス・エンタープライズ・非営利団体・教育機関向けの顧客には今後数週間以内に提供予定です。
- skillsはすでにGemini Sparkで利用可能になっており、特定タスク向けに指示をカスタマイズするツールとして、今後Gems(ジェム)を置き換える予定です。
- Gemsのサポートは、個人アカウント向けには11月から、Workspaceビジネス・エンタープライズ・非営利団体向けには2027年3月から、Workspace教育機関向けには2027年6月から終了する予定で、Gemsは自動的にskillsへ移行されます。
詳細
再利用可能な指示で時間を節約
skillを一度作成すると、プロンプト入力欄にスラッシュ「/」とskill名を入力するだけで簡単に再利用できます。
記事では、skillsが業務効率化に役立つ例として以下が挙げられています。
- プレゼンテーションの準備:授業でのプレゼンテーションやプロジェクトの提案など、スライドの構成作成、トークポイントの作成、厳しい質疑応答への準備を行うカスタムskillを構築できます。
- 自分の文章スタイルに合わせる:GeminiはWorkspaceアプリ全体でユーザー固有の文章スタイルを把握し、ユーザーが完全なコントロールを保ったまま下書き作成を高速化します。
- 多様な視点を得る:あるトピックについて常に3〜5つの異なる視点を提示するようGeminiに依頼することで、アイデア出しや主張の精緻化、意思決定の後押しに役立てられます。
Geminiは、チャットの内容からカスタムskillを構築し、一致するプロンプトが入力された際に自動的に実行することもできます。より大きなタスクに対しては、複数のskillを同時に組み合わせることも可能です。例えば、文章スタイルのskillとブランドガイドラインのskillを組み合わせることで、ユーザー自身の文体を保ちながらブランドに沿った成果物を作成できます。さらに本日より、プレーンテキスト文書、PDF、画像といった参照ファイルを含むskillの作成も可能になりました。
Gemsからの移行
今後数週間のうちに、skillsはGemsで好評だった機能、具体的には他者との共有機能や、Google Driveからのファイル追加、Gemini Notebookからのノートブック追加機能を備える予定です。skillsへより多くの機能を追加していく過程で、Gemsのサポートは段階的に終了します。終了時期は、個人アカウント利用者は11月から、Workspaceビジネス・エンタープライズ・非営利団体向け顧客は2027年3月から、Workspace教育機関向け顧客は2027年6月からとされています。この変更の一環として、ミニアプリ構築の実験的機能である「Opal」も同じく11月に終了する予定です(詳細はリンク先を参照、とのことです)。
Googleは、この移行を円滑にするため、Gemsが廃止される際にGemsを自動的にskillsへ移行すると説明しています。Gemsからskillsへの移行方法についての詳細は、同社のヘルプセンターで確認できるとしています。