記事のサマリー(TL;DR)
- Anthropicは2026年8月27日(木)、研究者向けClaude Teamプランの無料・割引枠を発表しました。
- 申請対象は学術機関または非営利研究機関の主任研究者(PI)等。認証後に研究室のメンバーを追加できます。
- サブスクリプションと、研究プロジェクトへのAI for Scienceクレジットは別の制度です。
無料枠・対象者・申請先を先に確認
以下は8月27日の公式発表を整理したものです。2026年10月22日(木)に出典を再確認しました。現在の受付状況や適用条件は公式申請先で確認してください。
| 確認項目 | 発表された内容 |
|---|---|
| 対象 | 学術機関・非営利研究機関のPIまたは相当する立場。認証後に研究室メンバーを追加 |
| 規模・期間 | 世界で当初1万席。無料・割引提供は1年間と案内 |
| スタンダード席 | 無料 |
| プレミアム席 | 月15ドル、使用量上限は5倍と案内 |
| 追加クレジット | AI for Scienceへ別途申請。1プロジェクト最大5万ドルで、受領を保証する制度ではありません |
研究者向けTeamプランの公式案内から登録条件と申請先を確認できます。AI for Scienceの申請フォームは別の申請経路です。
日本の研究者が確認する際も、所属・役職・利用分野が条件に合うかを確かめてください。研究者向けTeamは利用プラン、AI for Scienceは研究支援、Claude Scienceは研究用の製品であり、同じものとして扱いません。
詳細
Claude Science と AI for Science プログラムの概要
Anthropic は2026年6月、研究者が最もよく使うツールを統合し、監査可能なアーティファクトを生成、柔軟なコンピューティングリソースへのアクセスを提供する製品「Claude Science」を発表しました。並行して、インパクトの高い科学プロジェクトを進める研究者に無料クレジットを提供する「AI for Science」プログラムも継続的に拡充してきました。
科学者向け Claude チームプランの詳細
今回発表された科学者向け Claude チームプランの主な内容は以下の通りです。
- 提供規模: 世界の科学者1万席(将来的にさらに拡大予定)
- スタンダード席: 無料(1年間)
- プレミアム席: 月15ドル(通常比5倍の使用量制限)
- 申請条件: 学術機関または非営利研究機関の主任研究者(PI)またはそれに相当する立場
- クレジット追加申請: 標準・プレミアムプランの使用量を超えた場合、AI for Science プログラムにプロジェクトあたり最大50,000ドルのクレジットを申請可能。申請資格は全研究者に開放
AI for Science プログラムの対象分野拡大
これまで AI for Science プログラムは主に生物科学分野の研究者を支援してきました。今回の拡大により、以下のような計算資源を大量に必要とする研究にもクレジットが提供されます。
- リーマンゼータ関数の研究など数学・理論科学分野
- Claude が取り組んだタンパク質設計のような構造生物学
- その他、計算集約型の野心的な研究プロジェクト全般
モデルアクセスの制限と生命科学向け専用プログラム
2026年8月27日(木)の発表時点では、生物学・化学の研究者が利用できるのは Opus クラスモデル に限定されます。Claude Fable クラスモデルは、デュアルユースリスクへの懸念から、専門的な生物学クエリや医薬品開発に関わる問い合わせを引き続きブロックします。
生命科学の研究開発に Mythos クラスモデルを活用したい研究者・企業向けには、Anthropic が米国政府と連携して専用のアクセスプログラムを整備中です。第1期参加者への展開はすでに開始しており、今後さらにアクセス枠を拡大する予定とされています。
訂正・確認記録
2026年10月22日(木):Claude Scienceの発表年を2025年6月から2026年6月へ訂正し、対象条件と申請先を整理しました。公式発表の本文で確認できない関連動向は削除しました。