記事のサマリー(TL;DR)
- GraphQL Admin APIバージョン2027-01で、marketCurrencySettingsUpdateミューテーションおよびMarketCurrencySettingsUpdatePayload、MarketCurrencySettingsUserError、MarketCurrencySettingsUserErrorCodeの各型が削除されます。
- このミューテーションは2025-04でMarkets Homeの提供開始に伴い非推奨となっており、以降はすべての呼び出しがUNIFIED_MARKETS_ENABLEDというユーザーエラーを返すのみで、実際の更新は行われていませんでした。
- マーケットの通貨設定を作成・更新するには、marketCreateおよびmarketUpdateを使用する必要があるとされています。いずれも通貨設定を直接受け付けるため、別途の呼び出しは不要です。
対象範囲と影響
対象バージョンは2027-01です。2026-10以前のバージョンは影響を受けず、それぞれのサポート期間中はmarketCurrencySettingsUpdateミューテーションが引き続き利用可能とされています。
アプリが現在もmarketCurrencySettingsUpdateを呼び出している場合は影響を受けます。これらの呼び出しは現時点でも通貨設定を更新できていませんが、2027-01以降はエラーの返り方が変わります。フィールド自体が存在しなくなるため、リクエストはバリデーションの段階で拒否されます。すでにmarketCreateとmarketUpdateを使ってマーケットの通貨設定を管理している場合は影響を受けません。
詳細
変更内容
バージョン2027-01のAdmin GraphQL APIでは、以下が削除されます。
- marketCurrencySettingsUpdate
- MarketCurrencySettingsUpdatePayload
- MarketCurrencySettingsUserError
- MarketCurrencySettingsUserErrorCode
このミューテーションは、バージョン2025-04でMarkets Homeが提供開始された際に非推奨となりました。2025-04以降、アクセスできない状態となり、呼び出しのたびに何も更新されないままUNIFIED_MARKETS_ENABLEDというユーザーエラーが返されるようになっていました。マーケットの通貨設定を作成または更新するには、marketCreateとmarketUpdateの利用が案内されています。両方とも通貨設定を直接受け付けるため、別のミューテーションを呼び出す必要はありません。
必要な対応
marketCurrencySettingsUpdateへの呼び出しが残っている場合は、置き換えが必要です。
- マーケットとその通貨設定を新規作成する場合はmarketCreateを使用します。
- 既存マーケットの通貨設定を変更する場合はmarketUpdateを使用します。
- 通貨設定は、marketCreateまたはmarketUpdateの入力に直接渡します。
削除されたフィールドを参照するリクエストはバリデーションで失敗するため、2027-01時点で未移行の呼び出しは、単一のミューテーションに対するユーザーエラーではなく、リクエスト全体が失敗する形になるとされています。
関連ドキュメント
- marketCreate mutation
- marketUpdate mutation
- Market object