記事のサマリー(TL;DR)
- 2025年6月18日、Aerospace Corporation Campus(エルセグンド)でStrictlyVCロサンゼルス版が開催
- Mach Industries創業者、Founders Fund、M13など防衛テック・物理AI・VC投資の主要プレイヤーが登壇
- 「物理AI」「防衛テック」「長期耐久性のある企業選別」が主要テーマとして掲げられている
国内ディープテック・防衛関連スタートアップが注目すべき米国VC動向
「StrictlyVC Los Angeles」は少人数制のクローズドな投資家・創業者向けイベントであり、ステージ上の議論が米国ベンチャー投資のリアルな関心領域を映し出す場として知られています。今回の登壇陣が示すテーマ——防衛テック、ロボティクスを含む物理AI、長期的な企業価値の見極め——は、単なるソフトウェアを超えた「ハード×AI」領域への資金シフトを裏付けるものです。
日本においても、防衛装備庁によるスタートアップとの研究委託が拡大しており、宇宙・無人機・製造自動化の分野で米国と連動した投資テーマが浮上しています。M13のCarter ReumがテーマとするAIによる業界再編と「短期ハイプを超えた長期耐久性企業の選別」という視点は、国内の事業会社・CVCがSaaS偏重のポートフォリオを見直す際の判断軸としても参照しやすい論点です。AIと製造・物流・国防などの物理インフラが交差する領域への投資機会を探る国内投資家・事業者にとって、本イベントの登壇者発言は一次情報として追いかける価値があります。
詳細
イベント概要
StrictlyVC Los Angeles は、2025年6月18日(木)、カリフォルニア州エルセグンドにある The Aerospace Corporation Campus で開催される招待制クローズドイベントです。投資家・創業者・テックリーダーが一堂に集まり、ベンチャーキャピタル・防衛テクノロジー・人工知能・先端産業における重要な変化をテーマに意見を交わします。
TechCrunchがStrictlyVCシリーズについて強調するのは「直接アクセス」という価値です。ヘッドライン、ポッドキャスト、SNSでは得られない、実際に企業を作り・資金を供給し・業界を形成している当事者との率直な対話の場を提供する、という位置づけです。
登壇者
Ethan Thornton(Mach Industries 創業者)
セッションタイトルは “Built for a New Era of Defense Technology”。自律性・製造・国家安全保障の進歩が防衛セクターをどう変革しているかについて、ハードテック企業を高速で立ち上げる観点から語ります。急激な変化が進む産業に果敢に挑む創業者の動きを象徴する事例として紹介されます。
Delian Asparouhov(Founders Fund)× Saif Khawaja(Shinkei Systems)
両者のセッションは 物理AI(Physical AI) の台頭をテーマとします。ロボティクス・自動化・AIの進展が、物理世界の変革にどのような新機会をもたらすかを論じます。ソフトウェアの枠を超えた突破口的技術をいかに構築・スケールさせるかという実践的視点が共有される見通しです。
Carter Reum(M13 共同創業者・パートナー)
セッションタイトルは “Finding the Next Big Thing”。AIが各産業をどう再編しているか、そして投資家が短期的なハイプを乗り越えて「長期耐久性を持つ企業」をどう見極めるかを掘り下げます。新カテゴリーが生まれる中でベンチャー投資がどう進化しているかについての視点も示されます。
追加登壇者・ネットワーキング
追加の登壇者は順次発表予定です。ステージ上のセッションに加え、参加者は夜を通じて創業者・投資家・オペレーターと直接交流できる場が設けられており、ネットワーク拡張・新視点の獲得・新興機会の発見を目的とした参加にも対応した設計となっています。