記事のサマリー(TL;DR)
- 2026年7月9日よりコラボレーターリクエスト送信前の本人確認が任意で開始、数週間後に必須化
- 確認は Stripe 経由で実施し、政府発行の顔写真付き ID+セルフィー or ライブネスチェックが必要
- パートナー組織内でコラボレーターリクエストを送るすべてのユーザーが個別に確認を完了しなければならない
Shopify Plus 導入・運用を支援する開発パートナーが今すぐ対応すべき点
日本国内で Shopify Plus の導入支援や Checkout Editor・Headless Commerce の拡張開発を請け負う開発会社・フリーランス個人にとって、今回の変更は直接的な業務フローへの影響を持ちます。コラボレーターリクエストはマーチャントの本番ストアへのアクセス権取得の起点となるため、確認が済んでいない担当者がアサインされた場合、リクエスト送信そのものがブロックされます。複数人体制で案件を動かすチームや、プロジェクト開始直前にメンバーを追加するような開発体制では、確認漏れが納期リスクに直結します。Dev Dashboard の「Request collaborations」ページで事前に全メンバーの確認を済ませ、マイナンバーカード・パスポート・運転免許証などの政府発行 ID と、セルフィー撮影が可能なデバイスを手元に用意しておくことが現実的な備えです。現在すでにアクセス権が付与済みのコラボレーターショップへのアクセスには影響しない点も確認しておきましょう。
詳細
変更の背景
Shopify はパートナーエコシステムの信頼性を高めるため、2026年7月9日よりパートナー向け本人確認(Identity Verification)を導入しました。パートナーはマーチャントのストアに直接影響を与える操作を行えるため、マーチャントがアクセスを付与する際に高い信頼性が担保される仕組みが必要とされていました。今回の施策は、不正利用の抑制および悪意ある第三者の参入を困難にすることを目的としています。
変更点の詳細
現時点(2026年7月9日〜)
本人確認はコラボレーターリクエストを送信する前に任意で実施できる状態になっています。ただし、数週間後には新規コラボレーターリクエストの送信に際して必須となる予定です。
適用範囲と対象者
- 本人確認が必要になるのは、新規コラボレーターリクエストを送信する場合のみ
- パートナー組織内でコラボレーターリクエストを送るユーザー全員が、各自で本人確認を完了する必要がある
- すでにマーチャントからアクセスが付与済みのコラボレーターショップへのアクセスは、本人確認の完了を求められない
確認方法
本人確認は Stripe を通じて実施されます。必要なものは以下の2点です。
- 政府発行の顔写真付き ID(Government-issued photo ID)
- セルフィー(自撮り)またはライブネスチェック(本人が目の前にいることを確認する映像チェック)
コラボレーターアクセスはマーチャントがパートナーに本番ストアへのアクセスを与える最も明確な信頼の瞬間(trust moment)であるとして、Shopify はこのタイミングを本人確認の起点に選びました。
必要なアクション
Dev Dashboard の「Request collaborations」ページで今すぐ本人確認を完了することが推奨されています。必須化後は、未確認のユーザーは確認を完了するまで新規コラボレーターリクエストを送信できなくなります。
準備チェックリスト
- 新規コラボレーターリクエストを送信する前に本人確認を完了する
- パートナー組織内でコラボレーターアクセスをリクエストするすべてのユーザーが、各自の本人確認を完了していることを確認する
- 政府発行の顔写真付き ID を手元に用意する
- セルフィーまたはライブネスチェックが実施できるデバイスへのアクセスを確保する
- 関連ドキュメント「Verifying your identity as a Shopify Partner」「Collaborator requests: Information shared with merchants」を確認する