記事のサマリー(TL;DR)
- OpenAIは評価額約1.4兆ドルで少なくとも300億ドルを調達するIPO前の資金調達ラウンドについて投資家と協議しているとBloombergが9月29日(火)に報じました。
- Bloombergの報道によると、コーディングなど重点分野への戦略的な再注力により、ランレート収益は7月以降70%増加し、8月には400億ドルに達したとされています。
- OpenAIのCEOサム・アルトマン氏は、AIの安全性を優先するため2026年中の株式公開を見送る方針を示しています。
詳細
新たな資金調達の概要
TechCrunchの記事によると、OpenAIは少なくとも300億ドルを評価額約1.4兆ドルで調達するIPO前の資金調達ラウンドについて投資家と協議しているとBloombergが9月29日火曜日の太平洋夏時間午後12時52分に報じました。投資家は、来年に見込まれる株式公開を前に、ChatGPTを手がける同社へさらに資金を投じることに意欲的だとされています。
収益の伸びに関する報道内容
記事によれば、年初にはAnthropicが一時的にOpenAIを上回る場面があったものの、コーディングなど重点分野への戦略的な再注力が功を奏し、ランレート収益は7月以降70%増加し、8月には400億ドルに達したとBloombergの報道は伝えています。
これまでの資金調達とIPOの位置づけ
OpenAIは以前、3月に評価額8520億ドルで1220億ドルを調達しています。この資金調達ラウンドは、IPO前の最後の非公開調達になるとされていました。IPOについては、最近までは本年(2026年)中に実施されると見込まれていました。
IPO延期とアルトマン氏の発言
しかし、CEOのサム・アルトマン氏は、AIの安全性を優先するため2026年中の株式公開は行わないとしています。安全性研究者からAIが人類の存続に関わるリスクをもたらすとの警告が出されていることについて、アルトマン氏はFortune誌に対し「今後10年のうちに全員を死なせてしまう確率が10%あるというのは、容認できないことだと思う」と最近語ったと記事は伝えています。
Bloombergの報道によれば、今回の新たな資金調達が実現すれば、IPOまでのつなぎ(ブリッジ)ラウンドとして位置づけられるとのことです。TechCrunchのコメント要請に対し、OpenAIは応じていません。